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【海造賊(プランドロール)】カード効果・考察【ワールドプレミアムパック2020】

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はじめに

どうもハイロンです!

「えっ!?」と驚かれた方も、そうじゃない方もいるかと思いますが、この度「シナの遊戯王相場ドットコム」でライターとして記事を書くことになりましたハイロンと言います!

過去には「ハイロン研究所」→「遊戯王マイナーラボ」→「Mi☆Light」という名で遊戯王ブログを運営していたこともありましたが、今回、シナさんからのお声がけがあり、ライターとしてブログ運営をお手伝いさせていただく運びとなりました。

「シナの遊戯王相場ドットコム」の読者の皆様、今後ともよろしくお願いします!

さて今回は、ライターデビューともなる第1回目の記事として、「ワールドプレミアムパック2020」に収録されている「海造賊(プランドロール)」カード14種類について、勉強も兼ねて考察していきたいと思います。

【海造賊】下級モンスター

「海造賊」の下級モンスターは、EXデッキから「海造賊」を特殊召喚でき、自身を装備化する効果を持っていたり、手札・モンスターゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる効果を持っているのが特徴になります。

海造賊-白髭の機関士

星4 水 悪魔族/チューナー 1500/1000 
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手ターンに発動できる。相手のフィールド・墓地のモンスターのいずれかと同じ属性を持つ「海造賊」モンスター1体をEXデッキから特殊召喚し、自分フィールドのこのカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
②:このカードが手札・モンスターゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「海造賊-白髭の機関士」以外の「海造賊」モンスター1体を特殊召喚する。このターン、自分は「海造賊」モンスターしか特殊召喚できない。

①の効果は、このカードと次の赤髭が持つ効果で、相手ターンにEXデッキの「海造賊」モンスター1体を特殊召喚するというもの。

相手フィールド・墓地にいるモンスターのいずれかと同じ属性のモンスターという条件がありますが、1枚からリンク・融合・エクシーズ・融合モンスターを出せるのは、「十二獣」を少し彷彿させますね。

ちなみに属性に対応するEXデッキの「海造賊」モンスターですが、
●水→リンク
●炎→シンクロ
●闇→エクシーズ
●光→融合
となっていて、条件付きのモンスターもいますが、どれも相手ターンに効果を発動できるモンスターばかりとなっています。

②の効果は、「海造賊-金髪の訓練生」以外の共通効果で、手札・モンスターゾーンから墓地へ送られた場合に、何かしらの効果を発動できる効果を持っています。

白髭の場合はデッキから自身以外の「海造賊」モンスター1体を特殊召喚するというもので、このデッキの展開の起点となります。

ただし、この効果を発動した以降は、「海造賊」モンスターしか特殊召喚できない制約効果が付くので、「海造賊」モンスター以外のモンスターの展開は、それまでに完了しておきたいところです。

なお、手札から墓地へ送る手段ですが、テーマ内のカードでは「海造賊-金髪の訓練生」や「海造賊-青髭の海技士」、「海造賊-豪速のブレンネ号」、「海造賊-静寂のメルケ号」、「海造賊-双翼のリュース号」、「海造賊-拠点」が手札から捨てて、墓地へ送れるカードとなります。

②の共通効果の注意点ですが、モンスターゾーンと書いてあるので、装備化状態で墓地へ送られても、効果は発動できない点に注意が必要です。

海造賊-赤髭の航海士

星4 水 悪魔族 1000/1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手ターンに発動できる。相手のフィールド・墓地のモンスターのいずれかと同じ属性を持つ「海造賊」モンスター1体をEXデッキから特殊召喚し、自分フィールドのこのカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
②:このカードが手札・モンスターゾーンから墓地へ送られた場合、「海造賊-赤髭の航海士」以外の自分フィールドの「海造賊」モンスター1体を対象として発動できる。このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。

①の効果については、「海造賊-白髭の機関士」と同じなので、そちらを参照。

②の共通効果は、装備化する効果となってます。
他の「海造賊」に比べて地味な効果ですが、装備されている「海造賊」カードが外された後や白髭や赤髭の効果を使わずに正規の方法で、リンクやシンクロ、融合素材にした時には、「海造賊」カードが装備されていないので、その時がこの効果を最大限に活かせる時です。

EXデッキから出てくる「海造賊」モンスターにとっては、「海造賊」カードを装備していると相手ターンに効果を発動できたり、追加効果を得られたりするため、「海造賊」カードの装備があるかないかで、戦況を大きく左右するので、赤髭のような効果は「海造賊」デッキにとっては軽視できない効果となります。

海造賊-青髭の海技士

星4 水 悪魔族 500/1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「海造賊-青髭の海技士」以外の「海造賊」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが手札・モンスターゾーンから墓地へ送られた場合、手札を1枚捨てて発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。

①の効果は、自身以外の「海造賊」モンスターがいると手札から特殊召喚できるので、正規のリンクやシンクロ、エクシーズ召喚がしやすいモンスターとなります。

②の共通効果は手札交換で、その効果によって「海造賊-白髭の機関士」や「海造賊-金髪の訓練生」を墓地へ送ってドローした後、それらのモンスターの効果を使って展開できるのがベストです。
「海造賊」デッキでは、「海造賊-白髭の機関士」と並ぶ展開の双璧で、シンプルながら扱いやすい効果です。

海造賊-金髪の訓練生

星4 水 悪魔族/チューナー 0/2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカード以外の手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「海造賊」モンスターカード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚捨てて発動できる。このカードを特殊召喚する。このターン、自分は「海造賊」モンスターしか特殊召喚できない。

手札からも墓地からも特殊召喚できるチューナーで、「海造賊」デッキの展開の鍵を握るモンスターとなります。

手札からの特殊召喚では、手札or装備化されている状態の「海造賊」モンスター1枚をコストに、墓地からの特殊召喚では手札1枚をコストにできます。

コスト面から比べると、捨てれるカードの範囲が広い墓地から蘇生したほうが良いので、なるべく墓地肥やしカードで送っておきたいですね。

なお、墓地から特殊召喚した後は、「海造賊-白髭の機関士」と同じく「海造賊」モンスターしか特殊召喚できない制約がある点に注意です。

「海造賊」デッキに取り入れれそうな墓地肥やしカードとしては、水属性・悪魔族ということで「ジェネクス・ウンディーネ」や「おろかな埋葬」、「煉獄の災天」が使えそうですね。

【海造賊】EXデッキモンスター

EXデッキから出てくる「海造賊」モンスターは、相手のカードを除去できるモンスターが多く、さらに「海造賊」カードが装備されている場合には、その効果を相手ターンで発動できたり、追加効果を得ることができるのが特徴。
その状態で相手の場を荒らしていきたいところです。

海造賊-キャプテン黒髭

水 悪魔族/リンク 1600 
「海造賊」モンスターを含むモンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。相手のフィールド・墓地のモンスターのいずれかと同じ属性を持つ「海造賊」モンスター1体をEXデッキから特殊召喚し、対象の自分の効果モンスターを装備カード扱いとしてその特殊召喚したモンスターに装備する。その後、自分はデッキから1枚ドローする。この効果は相手ターンでも発動できる。
【LINK-2:左下/右下】

「海造賊-キャプテン黒髭」は、白髭や赤髭の①の効果と同じ効果を持つリンクモンスターになります。
ただ、それらのモンスターとの違いは、装備化した後に1枚ドローができるのと、自分のターンにも発動することができるようになった点が大きな違いです。

特に、装備化した後のドロー効果は、手札を切りながら妨害や展開していく「海造賊」にとってありがたい効果となります。

またドロー効果があるため、後述する「海造賊-双翼のリュース号」で展開させたり、「海造賊-大航海」で、蘇生させたいモンスターの筆頭候補になります。

リンク素材指定が『「海造賊」モンスターを含むモンスター2体なので、コントロール奪取系の魔法・罠カードを取り入れてもいいですね。

海造賊-豪速のブレンネ号

星8 炎 悪魔族/シンクロ 2500/1000 
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドの他の悪魔族モンスターの攻撃力は500アップする。
②:手札から「海造賊」カード1枚を捨て、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを除外する。その後、デッキから「海造賊」モンスター1体を手札に加える事ができる。このカードが「海造賊」カードを装備している場合、この効果は相手ターンでも発動できる。

ここからは、「海造賊」の船シリーズになります。

シンクロの「海造賊-豪速のブレンネ号」は、魔法・罠カード除去担当で、「海造賊」カード1枚の手札コストで、相手の魔法・罠カードを除外しつつ、「海造賊」モンスターをサーチできます。
(「海造賊」を装備していた場合、相手ターンでも発動することが可能となります。)

サーチ先としては、「海造賊-白髭の機関士」や「海造賊-青髭の海技士」あたりを持ってくるいいでしょう。

他には、自身以外の悪魔族の攻撃力アップさせる①の効果も持っていて、全体的に攻撃力の低い「海造賊」モンスターにとってはありがたく、さらにフィールド魔法の「海造賊-拠点」の打点アップと合わせると、とんでもない上昇値となるので、侮れません。

打点も「海造賊」の中では高いので、攻撃の要となるモンスターになります。

EXデッキから出てくる「海造賊」モンスターの手札コストとしては、デッキから「海造賊」を特殊召喚できる「海造賊-白髭の機関士」が最適で、その効果で「海造賊-赤髭の航海士」をリクルートすれば、さらに横に相手のフィールド・墓地のモンスターの属性に対応する「海造賊」をEXデッキから特殊召喚することができます。

海造賊-静寂のメルケ号

星4 闇 悪魔族/エクシーズ 1000/2500 
レベル4モンスター×2
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:手札から「海造賊」カード1枚を捨て、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。そのカードを除外する。その後、デッキから「海造賊」魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。このカードが「海造賊」カードを装備している場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
②:自分フィールドの「海造賊」カードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。

エクシーズの「海造賊-静寂のメルケ号」は、前述の「海造賊-豪速のブレンネ号」の②の効果を逆に入れ換えたような効果で、モンスター除去担当になります。

手札の「海造賊」カード1枚をコストにして対象を取りますが、除外という形で除去を行った後に、「海造賊」魔法・罠をサーチします。
(こちらの効果も「海造賊」を装備していた場合、相手ターンでも発動することが可能となります。)

サーチ先としては、フィールド魔法の「海造賊-拠点」、このモンスターに装備カードが付いていなけば「海造賊-象徴」、永続罠の「海造賊-大航海」あたりの「海造賊」魔法・罠カードが候補となってきます。

「海造賊-静寂のメルケ号」の他の効果としては、エクシーズ素材1つと引き換えに、「海造賊」カードを戦闘効果破壊から守る身代わり効果があるので、全体的には守りのモンスターという立ち位置になります。

海造賊-双翼のリュース号

星8 光 悪魔族/融合 2000/2000 
「海造賊」モンスター×2
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズに発動できる。手札及び自分の魔法&罠ゾーンの表側表示のカードの中から、「海造賊」モンスターカード1枚を選んで特殊召喚する。
②:相手がモンスターの効果を発動した時、手札から「海造賊」カード1枚を捨てて発動できる。その発動を無効にし破壊する。このカードが「海造賊」カードを装備している場合、さらにデッキから「海造賊」カード1枚を手札に加える事ができる。

融合の「海造賊-双翼のリュース号」は、「海造賊」カード1枚の手札コストで、相手モンスターの効果の発動を無効にするカウンター担当で、こちらの効果については装備カードの有無に関係なく、相手ターンでも発動できます。
なお「海造賊」を装備していた場合は、「海造賊」カードをサーチすることができるので、実質、手札コストが返ってくることになります。

「海造賊-双翼のリュース号」の①の効果については、自分・相手ターンのメインフェイズに、手札or自分の魔法&罠ゾーンから「海造賊」モンスター1体を特殊召喚するもので、普通にモンスターを展開する使い方もできますが、相手の除去をかわす使い方もできそうです。
この効果で、装備カード状態の「海造賊-キャプテン黒髭」を特殊召喚すれば、EXデッキからさらに「海造賊」モンスターを特殊召喚+1ドローが毎ターン狙えますね。

相手の除去をかわす具体例としては、「海造賊」モンスターの共通効果は、魔法&罠ゾーンから墓地へ送られると発動しないため、相手の魔法・罠除去にチェーンして、この効果でモンスターゾーンへ逃がしたり、モンスターゾーンから送られても効果が発動するため、相手のモンスター除去にチェーンして、「海造賊」モンスターを展開したりする使い方が考えられます。

続いては、「海造賊」の魔法・罠カードの紹介となります。

この記事を書いた人
ハイロン

「ハイロン研究所」→「遊戯王マイナーラボ」→「Mi☆Light」の遊戯王ブログを運営していた遊戯王ブロガー「ハイロン」さん。
2020年3月末でブロガー引退を発表しましたが、10月より「シナの遊戯王相場ドットコム」のライターとして復活!
パック開封・デッキ考察をメインに執筆!

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